「以前と同じやり方をしているのに、成果が出にくくなってきた」そう感じることはありませんか。あるいは、こんな場面はないでしょうか。施策を打つと一時的に改善するのに、半年経つと元に戻っている。KPIは達成しているのに、現場はどんどん疲弊していく。自分が結果を出してきた方法を後輩に伝えても、なぜか響かない。上司の言っていることに、どうしても納得できない。こうした行き詰まりは、努力が足りないから起きるのではありません。これまで自分を勝たせてきたやり方が、通用する範囲の外に出てしまったときに起きるものです。荒木博行さんは、著書『成長の地図』の中で、成長を5つのフェーズとして描いています。変数を絞って一点突破する「単純化」。その一点を無意識に沈め、次を積み上げる「堆積化」。積み上げが効かなくなり、世界を複雑なシステムとして捉え直す「深層化」。コントロールそのものを手放す「生態化」。そして、それらを状況に応じて使い分ける「統合化」。大切なのは、後のフェーズが必ずしも尊いわけではないということです。数字を追う単純化の力は最後まで必要で、問題はそれしか持っていないことにあります。そして人は、自分がいまどのフェーズにいるのかを、自分では意外と把握できていません。本講座では、全4回を通じて各フェーズの診断に取り組みます。毎回、自分がどこにいるのかを見極め、そのフェーズ特有の壁を越える方法を学び、1ヶ月のインターバルで現場で試す。その往復を4回繰り返します。さらに毎回、もう一枚の診断シートも書きます。「自分の上司(または部下)は、いまどのフェーズにいるのか」。フェーズが違う人同士は、同じ言葉を使っていても意味が通じません。相手のフェーズが読めるようになると、あの噛み合わなさの正体が見えてきます。多くのビジネスパーソンや学生との対話を通じて思考を深める場をつくってきた荒木さんと、参加者同士の対話を重ねながら、自分の踊り場を抜ける道筋を見つけていきましょう。※書籍を事前にすべて読んでいなくても参加できます。各回の直前に1章ずつ読む設計です。